どうもSeijiです。
また一人、日本のプロレス界から去ってしまいました。
プロレスの天才武藤敬司です。
以前の記事ではアントニオ猪木さんの偉大さを伝えましたが、今回は武藤敬司さんの偉大さも伝えたいと思います。
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残念ながらこの度引退という形となりましたが、最後の最後の試合で盟友の蝶野正洋さんとの名勝負も繰り広げました。
やはりプロレスって最高ですねと言わざるを得ません。
どの様な形となっても、友の為にリングに上がる姿が素晴らしかったです。
これまでの武藤敬司さんの偉大さを少しでも伝えたいと思いますので、これから記事として紹介したいと思います。
武藤敬司が引退!
1984年に21歳で新日本プロレスに入門しました。同期は同日入門の蝶野正洋と前日入門の橋本真也が居ます。後の闘魂三銃士です。
入門当初から柔道での実力を買われ、アントニオ猪木や坂口征二らとスパーリングを重ねる程の逸材でした。その後も厳しいトレーニングを乗り越え、同年10月4日にデビューしました。デビュー相手は蝶野正洋です。
その後も、海外修行や新日本プロレスでの活躍、全日本プロレスでの社長就任、WRESTLE-1の旗揚げ、フリーとしての活動、最後はプロレスリング・ノアへと入団で引退となりました。
様々な団体での活動を経て、その体はボロボロだったと思います。
プロレス以外でも、バラエティー番組やロケ番組等での活躍も印象的です。
今回の引退試合の対戦相手は、新日本プロレスの制御不能のカリスマこと内藤哲也です。
彼自身が新日本プロレスの一員として、プロレスリングノアとの対抗戦での大将戦で勝利した際に、武藤さんから引退試合の対戦相手として指名され受けました。
還暦を迎えた体とは思えない姿で登場しました。過去に使われた入場曲と共に入場です。勿論再最後の曲は、HOLD OUTです。
引用:Twitter
内藤哲也との試合は様々な技が飛び交う攻防一対です。最終的には内藤哲也の勝利となりました。
引用:Twitter
戦いの後の内藤哲也のコメントは、
「『今の武藤敬司』にこだわってくると思ったのでちょっと意外でした。でも、俺が客席にいたら興奮してたでしょうね。普段使わないような技を使ってでも勝ちたいっていう部分で、執念は感じましたよ」 しかし、武藤は2度コーナーに上りながらムーンサルトプレスだけは飛べなかった。その場面を内藤は「そりゃ食らいたくはないですけど、やってほしかった気もします。まあ、あそこが勝敗の分かれ目にはなったんじゃないですか?」と分析する。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d778a091cd732795b9c0c2c2943ab37f08cdb8
だそうです。
内藤選手も、武藤さんをリスペクトしているようです。
しかしこの戦いが最後では無かったようです。
解説席にいた蝶野正洋さんを挑発すると、そのままリングインです。
勿論、レフリーはタイガー服部さんです。
引用:Twitter
最後は蝶野選手のシャイニング喧嘩キックからのSTFで武藤選手のタップで終わりました。
引退試合を2回もし、プロレスファンに最後まで「プロレスLOVE」を見せつけ最高のプレゼントでした。
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最後も花道でのウルフポーズで締めくくり、プロレス人生に幕を下ろしました。
引用:Twitter
武藤選手も最後までプロレスをやりきり、完全燃焼でリングを去りました。
武藤敬司さん、今迄最高のプロレスをありがとうございました。
ムーンサルトプレスを封印!
遂に出るのかムーンサルトプレスが!
後、一段昇れば飛び出せたのですが、ここで考えました。
引用:Twitter
数秒ですが考えて、このまま上る事無く降りてしまいました。
降りた後も、トップロープを叩いた程、飛べない自分が悔しかったんでしょう。
過去には1試合の中でも何度か飛んでいたのですが、年齢も重ね膝の具合も良くなくなれば飛ぶ回数も減ってきますよね。
見ているだけでは、簡単に繰り出していたムーンサルトプレスも、実は膝やその他の身体の部位にかなりの負担がかかっていたんでしょう。
何よりも、最後の試合でムーンサルトプレスに挑戦しようとした事が嬉しかったです。まだ心の中では戦えたという事です。体の具合だけはどうしようも無かったようです。
兎に角、武藤敬司さんはあの大きな体で、ムーンサルトプレスやフランケンシュタイナー等アクロバティックな技が多く、見ていて楽しいプロレスです。
ジュニアヘビー級では、この様な飛び技が沢山出ますが、ヘビー級の体格で繰り出せるのは数少ない人材だったと思います。
今後どのような人材が現れるのか分かりませんが、今の所は封印となりますね。
一番興奮したベストバウトはこれだ!
それでは個人的に武藤敬司さんのベストバウトを考えてみたところ、武藤敬司さんでは無いのですが、グレート・ムタさんの試合が頭に思い浮かびました。
取り敢えず引退したという事もあり、もしかしたらグレート・ムタ自身は引退していないのかも知れませんが、武藤敬司さんの仮の姿としてベストバウトとして紹介します。
細かい人物像は無しにして、闘魂三銃士として共に新日本プロレスで戦った橋本真也さんとの戦いです。
2003年ZEROーONEを率いて、武藤敬司率いる全日本プロレスへと乗り込み、全面抗争となり頂上決戦で三冠ヘビー級選手権を戦いました。
壮絶な試合となりました。流血試合となりました。
結果的に橋本真也に負けてはしまいましたが、勝利した橋本真也にも多大なるダメージを与えました。
負けたとしても、そそくさとリングを去り姿をくらますグレートムタがカッコ良かったです。
武藤敬司の底の深さが少し垣間見えました。
実はその他に挙げたい試合が有ったのですが、何故かグレートムタの印象が個人的に心に残りました。
引退を受け入れたファンの声は?
それでは、武藤敬司さんの引退試合を見守ったファンの声は?
- ムーンサルトは未遂に終わったけど、レスラーとして死ぬことよりこれからも生きていく選択をしたんだなと少しホッとしたんです。
- 2023年2月21日 火曜日 7:30 今日は、#武藤敬司 選手の引退試合 私の末っ子の名を同じにしました「敬司」 私より一歳上の還暦さん、若手の頃から応援してました もう、いい試合は見せなくていい、今まで沢山見させていただいたから だからリングを降りる瞬間まで、ケガのないようお願いします。
- 蝶野さんが会場にいる時点できっと皆まさかを期待してたはず。 武藤さんの性格上、蝶野さんもこの展開も想定はしてたのでは? 松葉杖を使いながらもやはりレスラーの血が騒いだか、シャイニングケンカキックにSTF… やっぱプロレスは最高です
- 武藤敬司の最後の試合に立ち会うことができて、感無量でした…
- デビュー戦が蝶野選手で始まり最後の相手が蝶野選手で終わる。 美しいプロレス生涯でした。
- 武藤選手が使っていた全ての入場曲を流して最後はHOLD OUTで東京ドームに現れた。 本当最後の最後までカッコ良過ぎるよ。。。
- 長年観させて頂いた『武藤敬司』という作品。本当に素晴らしいものばかりでした。この足四の字固めもそのひとつ。これから未来へも残っていく遺産です。
- 武藤さん、 ラストのサプライズマッチ感動しました! 約39年間、お疲れ様でした! プロレスLOVE!!
- 最高 これだからプロレスファンはやめられない
- ある意味全身ボロボロの武藤敬司と28分近く勝負論に満ちた試合を見せた内藤哲也。 僕は武藤の引退試合の相手は内藤で正解だったと思う。 武藤を下した内藤は最後まで笑顔を見せずにリングを下りた。アッパレだ。
という様に感動しています。
カリスマ性がある方なので、60歳迄よくぞここまでしてくれました。
39年間の中で、最高の試合が沢山あったし、グレートムタとしての戦いもありました。悪の化身グレートムタかなりカッコ良かったです。
確かに最後の対戦相手が内藤選手で、そしてアンコール的引退試合が旧知の友の蝶野選手だ有ったので、最高の時間でした。
どちらも負けてはしまいましたが、悔いは残っていないでしょう。完全燃焼でしょうね。
個人的には、ボロボロであっても死ぬまで現役であって欲しかったのですが、やはり膝の状態でしょうね。
肉体的にも、まだまだ衰えていない引き締まった体つきを見ると惜しいですね。
まさかの現役復帰を期待したいと思います。
まとめ
今回は、武藤敬司さんについて書いてみました。
惜しくも引退という事なので、
- 武藤敬司が引退!
- ムーンサルトプレスを封印!
- 一番興奮したベストバウトはこれだ!
- 引退を受け入れたファンの声は?
という様にまとめてみました。
引退試合では、代名詞であったムーンサルトプレスを出せる体制でしたが、トップロープに登りかけたところで考えた末に、封印しました。
膝が限界だったんでしょう。歩くのもままならないのに、飛ぼうとしたことは素晴らしいと思います。
内藤選手も受け止める覚悟だったと思います。それでも飛べなかったんです。もしくは飛ばなかったんです。
それでも、夢を与えてくれた武藤敬司さんに賛辞を贈りたいです。
過去にも、グレートムタとしてボブ・サップと対戦した時も、心躍りました。ボブ・サップに勝てるのは、武藤敬司さんしかいないと思っていました。
全てを受け止めるプロレスで、ボブ・サップのパワーは規格外だったんでしょう。残念ながら負けてしまったのですが、負けた後でも最後の去り際の魔術がカッコ良かったです。
また、夢を与えてくれるプロレスラーの出現を夢見ながら、今回はこの辺りで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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