どうもSeijiです。
いよいよ【東京パラリンピック】も終盤を迎えています。
各競技で、メダル授与も終わり選手の数ほどドラマがありました。
そんな中でも、9月2日の陸上女子200メートル(視覚障がいT11)
予選のレース後、選手がガイドランナーの恋人からプロポーズされ
承諾するシーンがありました。
なんと素晴らしいプロポーズでしょう。
ガイドランナーという事で、11年間共に過ごしていたらしく
感慨深い印象を受けました。
ガイドランナーは視覚障がいの選手には必要不可欠な存在です。
そんなことから、今回はパラアスリートにとってのガイド役の
スタッフの役割について調べたいと思います。
視覚障がい者の競技のは勿論ガイド役のランナーがいますが
他の競技はどうなのかなと調べましたが、表には出てこない
存在のスタッフが、やはりいました。
そのようなスタッフについても調べてみました。
陸上 ガイドランナーとコーラーの役割
ガイドランナーは視覚障がい者の競技の「目の代わり」となります。
選手はガイドランナーから口頭で指示を受けることができ、選手とガイドランナーは肘をつかむか、ロープを使って競技を行う。さらに5000m以上のレースではガイドランナーは2人まで認められており、レース中1回だけ交代ができる。「ここまでお疲れ様」「ここからがんばって」。ロープを持ち替える瞬間だけ、選手と2人のガイドがロープを介してつながる。“3人のチーム”に注目するのもまた面白い。
引用:https://www.parasapo.tokyo/sports/athletics
ロープは1mほどの長さの物を輪っかにして使うそうです。
「絆」とロープの事を言うそうです。
引用:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/tokyosports/sports/tokyosports-3580216
材質は関係ないみたいです。
ガイドランナーは選手に指示を出したり、選手の邪魔に
ならない様にロープを扱わなければならないので、相当
のコミュニケーション能力や身体的能力が求められます。
勿論ロープが切れれば失格となります。
今大会中もそのような場面があり、選手は泣き崩れていました。
その他に、選手を引っ張たり選手より先にゴールライン入ると
失格になるそうです。
しかし、ガイドランナーが5000m以上のレースでは2人目も
大丈夫なのは初めて知りました。
本当に知らない事ばかりで、恥ずかしく思います。
陸上でも他の種目で走り幅跳びの視覚障がいの選手にも
「ガイド」役と「コーラー」役がいます。
「ガイド」役は、走る方向を指示し、
「コーラー」役は、試技の最中などに音響や声によって
踏切位置などを伝えます。
人によっては、「ガイド」と「コーラー」をひとりで
こなす人もいます。
分かり易い「コーラー」の映像です。
投てき種目では、「ガイド」と「コーラー」を両方努め
なければなりません。
「ガイド」と「コーラー」は言葉や手拍子などで指示を
しますが、審判の邪魔をしたり、危険な行為をしない限りは
何処に立って指示を出しても構いません。
各ガイド役やコーラー役の独特な指示の出し方も興味を引きます。
日本人のコーラー役の人は単純に「1,2,3,4,・・・」
と分かり易く伝えています。
東京パラリンピック使用ではなく普段通りの指示の出し方なんでしょうね。
ガイドランナーもメダルを貰えるそうですが、選手と最初から最後まで
走り切ったガイドランナーだけ、貰えるそうです。
なので、日本人選手団は5000m以上の種目は、ガイドランナーの
負担を考慮して2人体制で行っているので、3位以内に入って授与され
る事はありませんが、それ以上の誇りを持ってガイドしているはずです。
引用:https://2020.yahoo.co.jp/column/detail/202108270002-spnavi
トライアスロン ガイドランナーとハンドラーの役割
トライアスロンは、オリンピックの半分の距離で行います。
スイム(泳ぐ)750m→バイク(自転車)20㎞→ラン(走る)5㎞
全部で25.75㎞の距離で行います。
この競技にも視覚障がいのカテゴリーがあります。
視覚障がいの選手には同性のガイドランナーがレース全体を通して
並走します。
スイムとランは選手とはロープで繋がり、バイクはタンデムバイクで
ガイドが前に乗ります。
引用:デイリースポーツ
まさに究極の種目ですが、全てにおいて帯同するというのは
ガイドランナーの能力も問われます。
引用:日刊スポーツ
日本人の米岡選手は視覚障がいのクラスで銅メダルを取りました。
ガイドの椿浩平選手は米岡選手と同じ会社のトライアスロン部に所属する
選手で、自信も東京オリンピックを目指していましたが、小児がんの一種
の髄芽腫の発覚で断念し、現役復帰しガイド役を買って出ました。
ガイドランナーとはいえ、選手と同等以上の能力が必要ですから、
やはりガイドランナーとの一心同体での銅メダルですね。
その他に、パラトライアスロンでは「ハンドラー」と呼ばれる
公認支援者もいます。
水泳が終わりウェットスーツを脱ぎ、自転車へ乗り換える。
そういった次の種目への準備を「トランジション」と呼びます。
引用:https://www.parasapo.tokyo/topics/23756
その中でも水泳から自転車に移る際にサポートする
「スイムイグジットアシスタント(SEA)」と呼ばれる人たちは、
水泳が終わった選手を水から引き揚げ、トランジションエリアへの
移動をサポートします。
準備の時間も合計タイムに加算されるため「トランジション」
はトライアスロンの第4の種目とも呼ばれています。
選手とガイドとハンドラーとの総合力での戦いですね。
まとめ
今回は、【東京パラリンピック】のガイドランナーの存在が気
になったので記事にしました。
- 陸上 ガイドランナーとコーラーの役割
- トライアスロン ガイドランナーとハンドラーの役割
陸上とトライアスロンについて今回は書きましたが、
まだまだ他の競技にもパラアスリートをサポートする
役割のスタッフがいると思います。
次回も、そんな方たちの事を引き続き記事にしたい
と思います。
乞うご期待です。
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それでは、お付き合いありがとうございました。
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